《フィリピン共和国:Philippines》


【 1,000ペソ札 】


《 解説 》
表面に描かれている肖像は、(上)「ホセ・アバッド・サントス Jose Abad Santos (1886-1942)」です。司法長官・日本軍侵攻時の大統領代行・日本軍に協力を拒否し、処刑されています。(中)「 ビセンチ・リム Vicente Lim (1888-1945)」です。米国国防大学を卒業した最初のフィリピン人です。日本軍侵攻の時に活躍をした将軍、バターン死の行進を体験し、日本軍に処刑されています。(下)ホセフア・リアーネス・エスコダ Josefa Lianes Eskoda (1898-1945)」です。女性解放の先駆者・フィリピンガールスカウトの創設者。日本軍に協力を拒否し処刑されています。裏面には、1995年に世界文化遺産に指定されたイフガオ州「バナウェイ(Banaue)の棚田」が描かれています。裏面右には、パラワンの「マヌングルの壺(Manunggul Jar)」とイスラム教の礼拝場所「ランガル(Langgal)小屋」が描かれています。