《ギリシャ共和国:Greece》


【 200ドラクマ札 】


《 解説 》
表面の肖像は、テッサリアの詩人「レガス・ベレスチンリス・フェレオニRigas Velestinlis Fereos (1757-1798) 」です。ウィーンで過ごした1790年代、フランスの影響を受けた彼はナポレオンに連絡を取り、フランス国歌「ラ・マルセイエーズ」の替え歌「いざ、ヘラス(ギリシャ)の子らよ」を始めとする愛国詩を作ってオスマントルコの支配にあえぐ祖国を激励した。また、彼はギリシャの同胞と共に奴隷開放に向けての最終準備をした。しかし、レガスによってギリシャ人の志気が高まることを恐れたオスマントルコは 1798年夏、オーストリアで反逆罪で拘束し、処刑。裏面は、秘密学校(Secret School)です。オスマントルコ帝国の占有の間に聖職者によって運営された、秘密学校の1つです。